座・高円寺1 提携事業 募集 2027年度(2027年4月〜2028年3月)
座・高円寺(指定管理者〈2026年度〜〉:合同会社syuz’gen)は、多様な表現者が集い、新たな舞台芸術の可能性を切り拓く創造の拠点として、2027年度の提携事業を募集します。
若手アーティストや気鋭の団体の挑戦、地域に根ざした活動、実験的な表現、社会課題に向き合う作品など、さまざまな取り組みを支援します。また、より多くの人々が舞台芸術に触れられるよう、アクセシビリティの推進や若年層・地域住民への観劇支援を重視しています。
創作活動における心理的安全性を大切にし、ハラスメント防止に取り組む団体とともに、誰もが安心して参加・鑑賞できる舞台芸術の環境づくりを目指します。
皆様からのご応募をお待ちしています。
座・高円寺は、多様な表現者が挑戦し、地域とつながり、新たな舞台芸術の可能性を切り拓く創造の拠点を目指しています。次世代を担う若手の育成、地域に根ざした文化活動の推進、首都圏と地方をつなぐ交流、そして社会と向き合う実験的な表現を、4つのカテゴリーで支援します。
1:若手アーティスト・新進の団体による取り組み支援
(個人) 次を全て満たしていること
(ア)令和8年(2026年)1月1日において満39歳以下であること
(団体) 次の(ア)~(ウ)を全て満たしていること。
(ア)直近3年以内〔令和5年(2023年)4月1日~令和8年(2026年)3月31日〕に、広く一般公衆に鑑賞させることを目的とした事業を1事業以上実施した実績を有していること
(イ)令和8年1月1日において当該団体の代表者が満39歳以下もしくは活動歴が5年以下であること
(ウ)令和8年1月1日において当該団体の構成員の3分の2以上が満39歳以下もしくは活動歴が5年以下であること
※上記の条件を満たさない場合でも、高等学校や大学等の公的教育機関が実施する、人材育成を主たる目的とする公演については、本カテゴリーに含むものとする。
2:杉並区拠点団体の支援
※定款や規約等で定められている団体住所、もしくは法人登記されている住所が杉並区内であること。個人での応募も可能。個人での応募の場合は、応募者個人の住民票が杉並区に登録されていること。
3:首都圏以外を拠点とする団体の公演の支援
※定款や規約等で定められている団体住所、もしくは法人登記されている住所が首都圏(以下「東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 以外」を指す)であること。
4:多様性・社会性のある舞台芸術作品の創作支援
※新作・再演を問わず、以下のような取り組みを対象とする
・社会課題に向き合う作品
・実験的・先鋭的な表現への挑戦
・ジャンルを横断する複合的な表現への挑戦
・多様な人々が参加・鑑賞できる包摂的(インクルーシブ)な作品
提携事業への応募には、以下のすべての条件を満たすことが必要です。
・舞台芸術作品(演劇・舞踊・複合的パフォーマンス・演芸・古典芸能・音楽等)の上演を主たる目的とする企画であること
・応募カテゴリのいずれかの基準を満たしていること
・不特定多数の観客を集める催しであること(特定団体の会員向け等のイベントや集会は対象外)
・原則として公演は有料・公開で実施するものとし、(劇場利用日数ー3)回以上のステージ数を有料公演として上演・発表すること(例:劇場利用日程が7日間の場合、当該利用期間に公開の有料公演を4回以上実施する)
・チケット料金の最高額が6,500円以下であること(特典付きチケットなども左記の条件に含む)
・劇場芸術監督やスタッフ、劇場教育プログラムの通年参加生、杉並区職員のモニタリング鑑賞の受け入れ(上限20名程度)
・ハラスメント防止のための取り組みや規定が整備されており、かつ、座・高円寺の定めるハラスメント防止ガイドライン(2026年4月1日以降に新しい指定管理者より発表予定)を遵守すること
採択された団体には、以下の2つへのご協力をお願いいたします。★1と★2の両方にご協力いただける場合には、下記の提携条件に反映されます。
・チケット料金における杉並区民割引の設定に協力すること (基本的に全ステージで設定すること。原則として一般料金より500円以上割引くこと)★1
・チケット料金における若年層(30歳未満)の観劇支援(U29割引、学生割引など。基本的に全ステージで設定すること。原則として一般料金より1,000円以上割引くこと)を実施すること ★2
※「座・高円寺1」の「基本料金」は「杉並区立杉並芸術会館条例」ならびに「杉並区立杉並芸術会館条例施行規則」で定められており、提携事業についてはこの「基本料金」をベースに設定した提携料金をお支払いいただきます。「基本料金」はこちらの資料をご確認ください。
「提携料金」の詳細は募集要項をご確認ください。
※割引対応は劇場利用料、附属設備費、けいこ場利用料のみ設定。
※劇場フロントスタッフは利用希望団体には手配可能です(任意・要事前申込・有料)。
★3 アクセシビリティ施策の実施
誰もが舞台芸術にアクセスできる環境づくりを目指し、情報保障や鑑賞アクセシビリティに取り組む公演を支援します。
・以下のアクセシビリティ施策を実施する場合、10%追加割引
公演期間中に下記の◎に加えて、◻︎の内の1つ以上の施策を実施すること
◎障がい者割引もしくは優先枠(車椅子スペースや見やすい座席の優先確保)
(以下から1つ以上)
◻︎日本語字幕
◻︎舞台手話通訳
◻︎音声ガイド
◻︎その他、応募公演内容に即した視覚障害者向けのアクセシビリティ対応(触図、舞台説明会、点字パンフレット等。応募時に具体的な施策を明記すること)
◻︎リラックスパフォーマンス(音や光の刺激を調整した、感覚過敏のある方が鑑賞するための上演)
※情報保障は公演期間中の実施を対象とする(一部ステージのみでも可。事前の台本貸出対応のみの場合は対象外)
★4 ツアー公演の実施
舞台芸術は、各地域の文化や生活、社会と深く結びついて育まれます。座・高円寺は、地方を拠点とする劇団・アーティストが地域で培ってきた創造活動を首都圏に紹介し、また東京での公演が地方での新たな展開につながることを応援します。
・前後3ヶ月以内に同一演目で首都圏以外の会場にてツアー公演を実施する場合。ツアー公演会場のチラシに座・高円寺での公演情報を掲載することで、10%追加割引
選定にあたっては、以下の観点から芸術監督と劇場スタッフにより総合的に評価します。作品の芸術性や独自性はもちろん、多様な人々の参加と鑑賞を可能にする取り組み、地域との関わり、劇場空間の特性を活かした企画性、そして創作環境の安全性と持続可能性を重視します。
・企画評価(芸術性・社会性・独自性・実現性)
・団体評価(将来性、発展性、集客力、受賞歴、組織体制、過去実績等)
・区民割引の設定以外で、杉並区民の観劇を促進する取り組みの有無、その内容
・座・高円寺1の劇場空間、機構を活かした企画・上演
・託児サービスの提供
2027年4月1日〜2028年3月31日
※劇場主催事業や施設メンテナンス等により、すべての期間でご利用いただけるわけではありません。希望時期が重なった場合の調整をスムーズに行うため、月をずらした候補を複数ご提案ください。
※応募状況や劇場の年間スケジュールにより、ご希望通りの日程・日数でのご案内が難しい場合があります。あらかじめご了承ください。
下記のWebフォームより、応募期間内に申請。応募期間外のご申請は一切受け付けません。
URL: https://business.form-mailer.jp/fms/c2d5727a324956
芸術監督、劇場スタッフを中心とした選定委員会により決定。
応募受付期間:2026年1月5日(月)12:00(正午)〜1月20日(火)
選定委員会・決定:2026年2月中
結果通知:2026年3月前半(予定)